こんにちは、ココモです!
今回は、初めての女1人で海外旅行の旅先となったパラオでの、スキューバダイビングのライセンス(通称Cカード)取得の旅についてお届けしたいと思います。
ここ数年、テレビでも取り上げられる事が多くなったパラオ共和国。アルファベット表記ではPalau。
リゾート地としてだけでなく、スキューバダイビングの聖地としても有名です。上の画像のようなマンタと、一緒に泳ぐこともできちゃうパラオ。憧れますよね!
私は円高だった事を利用して、スキューバダイビングの最初のライセンス、オープンウォーターダイバーを取得するためパラオに行きました。
では、早速パラオでの女1人旅をご紹介したいと思います!
パラオに女1人旅
パラオ共和国ってご存知ですか?ご存知ない方も多いかもしれません。かくいう私も、ダイバーになろうと決める前はよく知りませんでした。という事で地図で国の場所を確認しましょう!
↑ここです。赤いピンで島が見えませんが。(笑)
フィリピンやパプアニューギニアに近いところにあるんですね〜。グアムを経由する事が多いので、誰かに国の場所を聞かれた時は「グアムのちょっと先。」と私は伝えています。(笑)
日本からだと、韓国・フィリピン・グアムを経由すれば行けます。トランジットを含めて大体8時間くらいかかるみたい。
私は韓国のアシアナ航空を使い、福岡から仁川国際空港を経由してパラオへと飛びました。
パラオでダイバーになる!
大学生の時に沖縄の慶良間諸島で体験ダイビングをしたのですが、海中に広がる絶壁・砂浜・珊瑚・熱帯魚にすぐに魅了された事がきっかけで、「いつかダイビングのライセンスを取ろう」と思っていた事がパラオに行く事になったきっかけでした。
そして社会人になって2年目の時。1ドル=80円程度の超円高。
「これは海外に行くしかない」と決意し、海が世界遺産になったパラオでCカードを取得する事に。
普通、日本でライセンスを取ろうと思ったら、プールで限定水域の実技講習をします。
ですが、パラオにはプールなんてありません。代わりに、世界遺産の美しいコバルトブルーの海、珊瑚、魚群がすぐそこに広がっていて、そこで講習が行われるのです。
ライセンス獲得の前から、世界遺産の海で泳げる。パラオでのライセンス取得の魅力です。
ライセンス取得のツアーを予約
そんなこんなで調べた結果、円高の影響か日本のダイビングショップがパラオに新規オープンさせたばかりのお店を発見。
ショップもレンタル器材もとても綺麗だし、何よりダイビングショップ自体がツアー会社を運営していて飛行機や宿の予約も全て行ってくれたのが助かった。
当時、今よりもさらにマイナーだったパラオ。最初の1人旅で全てのプランニングは流石に知識も経験も足りずハードルが高かった…。Cカード取得を目的にしたツアーに申し込む事にしました。
PADIとNAUI
ツアーを申し込んだら、自宅にテキストとDVDが送られてきました。
今はパソコンやスマホからでも受講できるe-lerningがあるようですね。時代は進化してる…すごい!
ダイビングのライセンスには管轄する民間団体が色々とあって、中でも有名なのはPADIとNAUIです。
講習を受けるインストラクターやショップによって自分の利用する事になる団体が変わるようで、どちらがいいとかはあまりないようです。インストラクターがPADIだったので、やはり私もPADIでライセンスを取得する事になりました。
つまり選択の余地はなかったって事なんですけど、でも別にNAUIじゃないと困る事なんてないし、時々ダイビングするときのガイドさんがNAUIだったりするだけ。
外国人の方はNAUIが多いみたいですがね。どちらでもいいと思います。
いざ、パラオへ!
出発までにどうにか勉強を終えて、スーツケースに荷物を詰め込んで出発。
仁川国際空港は韓国に旅した時に行った事があったので、トランジットも不安なくスイスイ楽々でした。
当時の私はカードラウンジや航空会社の上級会員専用ラウンジも使えなかったので、仁川国際空港の2階か3階のラウンジ側に横になれるソファがあったのですが(今もあるかな?)、そこで何とか搭乗時刻までの待ち時間を凌いでました。
あの時は快適そうなラウンジにとても入りたくて、どうしたら入れるようになるのか、庶民の私には縁がない世界だと思ってましが、頑張ったので数年後には入れるようになりました。(ラウンジに入れるようになったお話はまた別の機会に。)
当時20代前半でとても若かったので体力もあったし、カツカツの予算で行く旅にもワクワクしていましたが…。今はもう老いて色々と知ってしまったので快適性がないと海外旅行は無理です。(笑)
講習&実技
パラオに入国した翌日より、現地のダイビングショップで講習が始まります。講習を受けたらテストをされ、合格したら海での講習に入ります。海でも実技のテストがありますが、ちゃんとインストラクターの説明通りにすれば難しくないので心配いりません。
実際に実技を講習してくれる所はショップのある島からボートで行き、海の底が見えていて水深が浅い所でもニモがいる、最高のロケーションが整った無人島でした。
ランチも用意してくれていて、無人島で綺麗な海を見ながら偶然一緒に講習を受ける事になった女子と同年代のインストラクターとワイワイご飯を食べました。
その後、いよいよ実際に海中に潜ってダイブ講習。透明度は30mオーバーのどこまでも広がる青い世界で、ウミガメやギンガメアジの大群のすぐ側で、自分で泳ぐダイビング。
「リアル水族館…!!」と感激でした。(笑)
ダイバー誕生!
全てのスケジュールが終了したら、ダイバーの誕生です!ショップに戻り、インストラクターに写真を撮ってもらってCカードの申請をしてもらいます。カードは後日、自宅に郵送で届きました。
講習を一緒に受けた仲間やインストラクターと、海中で見た生き物の話をしながらログブックというダイビングの記録ノートをつけます。この時も楽しいもので、気の合うゲストとインストラクター(またはガイド)と一緒に食事に行ってお酒を飲んだりというおまけアクティビティもあったりします。
ログブックは今では電子化されているものがあり、ダイブコンピュータ(ダイバー用の腕時計のようなもの)と連動したスマホアプリもあります。
私はアナログが好きで今でも手書きでログブックはつけてますが、たくさん潜った時はどんな生き物をいつ見たのかよくわからなくなるし、何より疲れてめんどくさい。(笑)
ダイブコンピュータと、それと連動するアプリは水深や温度、水中にいた時間など海でのコンディションが全て勝手に記録されるのでとても便利です。
ダイブコンピュータを始めとする自分の器材があると、さらにダイビングは楽しくなりますね!
私は40本くらい潜ってからダイブコンピュータのような軽器材から高価な重器材まで、全て揃えてしまいました。(笑)
渡航と講習にかかる時間とお金は?
オープンウォーターなら現在では2〜3日で3〜7万円でCカード取得ができるようです。
私がパラオで取得した時は、現地講習と実技合わせて3日で5万円くらいでしたから、ライセンス取得は以前よりも所要時間も予算も少なくて済むようになっていると思います。
今は円安になっているので海外でライセンス取得しようとすると金額が気になる所ですが、パラオのようにすこぶる綺麗な海でCカードを取得するのはとても貴重で、思い出深い良い経験になると思います。
さいごに
いかがでしたか?ちょっと文章多めの記事になってしまいました。
この旅の後、私は沖縄に行ってオープンウォーターの次レベル、アドバンスドオープンウォーターを取得し、翌年パラオを再訪。マンタと一緒に泳いでツーショットを撮ってもらいました。
私がお世話になっていたショップは今は業務譲渡されてしまい、当時のオーナーは既にいないのでご紹介できないのですが、お店とボートは新たな日本人オーナーの元で未だに使用されているようです。
今回の記事のため調べていたら、新しいオーナーの元で稼働するショップ、ボート、現地スタッフをYouTubeで見る事ができ、嬉しくなりました。
よく「泳げないからダイビングは無理」という意見を聞きますが、ダイビングは器材が基本的に浮くようなシステムになっていて沈む事がまず難しいし、足にヒレ(フィン)をつけるので泳げなくても大丈夫です。
誰かの手助けを借りずに自分で一通り潜れるようになったら、カメラを持って潜るとさらに楽しくなります。次回はダイビングと写真についても記事を書きたいと思います。
では、皆さんよい旅を!ココモでした。